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継続的に成長するヨーロッパ諸国のオーガニック市場

日本農林水産省のデータによると、「日本で有機農業を行っている耕地面積は約23,000ヘクタール、国の耕地面積の約0.5%」と言われています。(2016年度推計)
上記のグラフィックデザインは、Bio Eco Actualの2019年2月発行のBiofach Special Editionに掲載された、2017年のデータに基づいています。比較するために2016年のドイツの有機農業を行う耕地面積を計算しました。前年より10%増加ということですから、その面積が約127万ヘクタールだっとしても、比較してもわかるように残念ながら日本の有機農業は非常に遅れています。

国産の有機野菜・果物の栽培、有機蓄農を行う農家を増やすことが、日本のオーガニック市場の拡大にとって、カギになると思います。なぜ海外では毎年、有機農家が増え有機農業を行う耕地面積が増えているのでしょうか。これに関しては、今後リサーチをして行きたいと思います。

実際アメリカの農家の方々に、なぜ慣行農業から有機農業に切り替えたのかを質問をしてみると「独学で口にする食品に関して学び始めたら、自分の健康状態に関して不安になったから。」「パセリには、45種類の農薬が使用されていることを知り、自ら有機農業で野菜を作り始めた。」などの声がありました。

日本の農林水産省は、「平成30年度までに0.5%増える」と期待値を発表していましたが、日本のオーガニック市場もヨーロッパ市場の飛躍率のように大きく伸びて欲しいものです。

ABOUT ME
代表・編集長 鈴木聖佳
約8年間、東京にて化粧品業界商社兼メーカーに勤務、Eコマース、カタログ通信販売のマーケティング&法人営業に従事。2012年にイギリスへ移住。3年弱、ロンドンの金融業界で勤務したのち、フリーランスとして活動を開始する。 オーガニックやナチュラルに特化した日本のオンラインショッピングプラットフォームの営業として、市場調査を行い、展示会に足を運び、約2000以上のブランドにアプローチをする。そして、多くの生産者やメーカーの日本市場への参入を支援する。 昨今は、「一人ひとりの健康のため、次世代に引き継ぐ地球環境のため、ほんとうに良いものを広めたい」という思いのもと、日本の有機農家や自然活動家のPRに携わり、NHK報道番組やその他の専門雑誌、新聞などのメディアで取り上げられるように尽力している。オーガニックプレスでコラムを執筆中。現在、約10年間のロンドンでの生活を経て、シンガポールに在住。 ビオナチュラ&コーの立ち上げストーリ及び実績はこちら
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