オーガニックレストラン・カフェ

バイオダイナミックの食材が食べられるロンドンのレストラン

ずっと気になっていたロンドンのノッティングヒルにある、プラントベース、そして乳製品・精製糖・添加物・化学物質不使用のオーガニックやバイオダイナミック農法で栽培された食材を調理し提供してくれるレストラン、Farmacy(ファーマシー)へ行ってきました!農場のFarmと薬局のPharmacyをかけているネーミングも素敵です。

Farmacyは、バイオダイナミック農法を用いて生産していることを証明するデメター認証を取得しているイギリスの田舎町ケントにある農場と提携しています。そのため、デメターを取得した高品質の食材が毎週、地球を配慮しCO2の排出量を抑えるため電気自動車のバンでレストランに配送されます。

バイオダイナミック農業とは何か?

生物力学的農業と食料生産は、動物福祉、養分循環とエコロジーに関する特別な要求を伴います。生物力学的農業は1920年代に最初に開発され、有機運動の発祥地に立っていました。バイオダイナミック製品は、デメターのラベルで認識できます。そしてデメターは、バイオダイナミック農業の最大の認証機関であると同時に、認証を取得するのが大変困難です。

オーガニックとバイオダイナミックの違いは?

オーガニックとバイオダイナミックは非常に似ています。どちらも化学物質と遺伝子組み換えなし(Non-GMO)で栽培されています。しかし、生体力学はさらに一歩前進します。動物、植物、太陽系など含むすべてのものが相互に関連する生きたシステムと見なされる全体的なものをバイオダイナミック農業では考えられています。

そして、バイオダイナミック農法では、ホメオパシー療法のように、ミネラルとハーブから作られた調剤を使用したりします。また、バイオダイナミック農業には占星術の影響も組み込まれています。バイオダイナミックスの創始者であるルドルフ・シュタイナーは、月が潮の干満に影響を与えるのと同様に、植栽と収穫の成長段階にも影響を与えると信じていました。複雑な恒星カレンダーは、庭師や農民が従うべき月や他の惑星の影響を図表化しています。

ヘルシーな朝食

今回注文したのは、ココナッツヨーグルトや季節のフルーツが添えられた、そば粉を使用したパンケーキとアルコールフリーの抹茶トニックです。友人は、肉を使用していないソーセージ、トマト、豆などがワンプレートにのったイングリッシュブレックファーストとレモネードを。パンケーキの朝食は甘いイメージがありますが、パンケーキの生地にも砂糖は一切含まれていませんし、かなり甘さが抑えられているメイプルシロップでしたので、期待値通りの味でした。抹茶トニックは、自分でも作ってみたいと思うほど気に入りました。次回はぜひ、ランチやディナーの時間に再訪したいと思います。

ABOUT ME
代表・編集長 鈴木聖佳
約8年間、東京にて化粧品業界商社兼メーカーに勤務、Eコマース、カタログ通信販売のマーケティング&法人営業に従事。2012年にイギリスへ移住。3年弱、ロンドンの金融業界で勤務したのち、フリーランスとして活動を開始する。 オーガニックやナチュラルに特化した日本のオンラインショッピングプラットフォームの営業として、市場調査を行い、展示会に足を運び、約2000以上のブランドにアプローチをする。そして、多くの生産者やメーカーの日本市場への参入を支援する。 昨今は、「一人ひとりの健康のため、次世代に引き継ぐ地球環境のため、ほんとうに良いものを広めたい」という思いのもと、日本の有機農家や自然活動家のPRに携わり、NHK報道番組やその他の専門雑誌、新聞などのメディアで取り上げられるように尽力している。オーガニックプレスでコラムを執筆中。現在、約10年間のロンドンでの生活を経て、シンガポールに在住。 ビオナチュラ&コーの立ち上げストーリ及び実績はこちら
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