遺伝子組換え

遺伝子組換えジャガイモは安全か?元のモンサントバイオエンジニアが真実を語る

2000年、Caius Rommens(博士号 PhD) はモンサントを離れアイダホ州の州都であるボイジーのJ.R. Simplot Companyで独立したバイオテクノロジープログラムを始めました。 Simplotは世界最大のジャガイモ加工業者の1つです。農家、加工業者、そして消費者から称賛される遺伝子組換え(GMO)のジャガイモを開発することが、当初の目標でした。

やがて、遺伝子工学は彼にとって強迫観念のようになりました。他のどの遺伝子エンジニアよりもはるかに多く、毎年少なくとも5,000の異なる遺伝子組換え(GMO)の品種を作りました。これらすべての潜在的品種は繁殖され、温室または野外で栽培され、農学的特性、生化学的特性、および分子特性について評価されてきました。

ほとんどの遺伝子組換え(GMO)品種は衰弱し、クロロフィル濃度が不足している状態で突然変異をしたり、また実らないこともあり、多くの遺伝子組換え(GMO)品種は、あっけなく枯死しました。彼は失望しましたが、すぐに農家向けに病害抵抗性であるジャガイモ、加工業者向けに塊茎の変色がないジャガイモ、そして消費者向けに発がん性が少ないジャガイモの3つを組み合わせました。

遺伝子組換え(GMO)されたジャガイモに関しての疑いはじめる

遺伝子組換え(GMO)は安全だとエンジニアは考えていました。しかし、彼のプロバイオテックフィルターはやがて薄くなり、ついには完全に粉砕されました。

彼はいくつかの小さな誤りを識別し、自分の仕事の成果について、はじめて疑問を抱いき始めたのです。そのため、プログラムを再評価し、進行度合いを遅くらせたかったのですが、そのときは時すでに遅しでした。その頃、ビジネスのリーダーたちが関与しており、彼らは金目になると考え、プログラムを遅めるどころか拡張してスピードアップしたかったのです。その後、Caius Rommens(博士号 PhD)は2013年に辞職することを決心しました。

重大な間違いが特定される

間違いに対する正しいの見方は、彼が太平洋岸北西部の山々にある小さな農場に引っ越した後、明らかになりました。
この頃、Simplotは規制当局による彼が作り上げた遺伝子組換え(GMO)品種の承認を発表しました。会社がアメリカと・アジアの市場への導入を計画し始めていたとき、遺伝子組み換えではなく従来の方法で植物と動物を別々に繁殖させていました。
そして、会社の過去に関してふに落ちなかった彼は、約200の特許や自身が過去に公表した記事や規制緩和を求めるさまざまな嘆願書などを見直し、再評価しました。この頃は、過去に比べそれほど視点が偏っていなかったため、簡単に大きな誤りを見つけることができました。

遺伝子組換え(GMO)のジャガイモの問題点

彼が作り上げた遺伝子組み換えの品種は、無害な名前で現在販売されています。それらは普通のジャガイモよりも良く、使いやすい、傷が少ないと言われています。しかし現実は異なります。

遺伝子組換え(GMO)のジャガイモは通常のジャガイモには存在しない、少なくとも2つの毒素を蓄積する傾向がある。さらに遺伝子組換え(GMO)のジャガイモは、通常のジャガイモと少なくとも同数程度のあざを含んでいますが、望ましくないこれらのあざは現在、隠されています。

もっと多くの問題がありますが、それらのいくつかは、規制緩和の申立てにの際に誤解を招くような統計により事実が隠されていなかったならば、以前に識別されたかもしれません。

どうして、このような問題を見逃すことができたのでしょうか。統計学者をどうしたら信頼できるでしょうか。USDAはどのようにしてそれらを信じたのでしょうか。
彼がデータを再評価したところ、遺伝子組換え(GMO)の品種は、収量と通常の塊茎(かいけい)を生産するために、深刻なほど妥協を強いられていることがはっきりと分かります。

なぜ消費者は考慮すべきか

残念ながら、ほとんどの遺伝子組換え(GMO)のジャガイモは、通常の食品と区別がつかないラベルの付いていない食品となってしまいます。消費者団体は、フライドポテトやチップなどの特定の製品に遺伝子組換え(GMO)の原材料が含まれているかどうかを判断するために、PCR検査を実施する必要があります。
遺伝子組換え(GMO)のジャガイモや他の作物を避けるには、有機栽培のものを購入するのが最善です。そうすれば、あなたは遺伝子組換え(GMO)と神経毒性農薬や人工肥料を避けることができます。

Independent Science News 執筆者:Caius Rommens, PhD Hidden Health Dangers: A Former Agbiotech Insider Wants His GMO Crops Pulled

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代表・編集長 鈴木聖佳
約8年間、東京にて化粧品業界商社兼メーカーに勤務、Eコマース、カタログ通信販売のマーケティング&法人営業に従事。2012年にイギリスへ移住。3年弱、ロンドンの金融業界で勤務したのち、フリーランスとして活動を開始する。 オーガニックやナチュラルに特化した日本のオンラインショッピングプラットフォームの営業として、市場調査を行い、展示会に足を運び、約2000以上のブランドにアプローチをする。そして、多くの生産者やメーカーの日本市場への参入を支援する。 昨今は、「一人ひとりの健康のため、次世代に引き継ぐ地球環境のため、ほんとうに良いものを広めたい」という思いのもと、日本の有機農家や自然活動家のPRに携わり、NHK報道番組やその他の専門雑誌、新聞などのメディアで取り上げられるように尽力している。オーガニックプレスでコラムを執筆中。現在、約10年間のロンドンでの生活を経て、シンガポールに在住。 ビオナチュラ&コーの立ち上げストーリ及び実績はこちら
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