新しく「ライフスタイルのヒントになる Interview -Inspirational Lifestyles-」を不定期で連載します。
ここでは、実際にオーガニック製品、ヴィーガン、ゼロ・ウェイストなどをライフスタイルとして取り入れている人にインタビューをし、そのリアルストーリーをお話して頂きます。

Aziza Rustamova (建築家・OH BAGの創立者)
一児の母親でありながら、OH BAGという地球環境にやさしい網タイプのショッピングバッグのブランドをスタート。
Azizaさんは、モスクワ建築大学で学士取得後、都市計画と建築においたサスティナビリティを考慮した多くのプロジェクト行うミラノ工科大学で修士取得。
現在のミッションは、サスティナブルで誰もが手に取りやすいオーガニック製品を提供し続けること。より多くの人々が次世代のために、環境に優しいライフスタイルを送ることができることを望んでいる。
「イタリアで勉強していた25歳のとき、そろそろ自分の肌のケアをしなくては!とこれまで美容クリームをつけたことがなかった私がオーガニックの美容クリームを使い始めたことが1番のきっかけです。」またそれ以前にも、ウズベキスタン出身の私がモスクワに住んでいたとき、トマトがおいしくなかった!のでオーガニックのトマトを口にしたとき、おいしいと思えたことも体験のひとつとして影響しているそう。
オーガニック製品はノンオーガニック製品に比べ確かに数十ペンス高いくらいですが、そんなに気にはなりません。やはり、慣行農業で栽培された野菜や果物・畜産業で多くの化学農薬・化学薬品が使用されていることを知ると、健康のためにオーガニック製品を選ぶようにしています。オーガニックの肉製品は、ものによってノンオーガニックの肉製品の倍ほどすることもありますが、それなら食べる頻度を減らせばよいと考えているそう。
健康のため、環境のため、おいしいから。
それでも、オーガニック認証された製品を食べていて、まれに「本当にオーガニック食品?」と疑うようなこともあるそう。Azizaさんは、自身で硝酸塩や放射能を計測できる機器を持っているそうで、「ちょっと味がおかしい!?」と思って調べたら、硝酸塩が含まれていることを知ったそう!思わず、販売店に問い合わせをしたとか。
結局のところ、オーガニック認証を得ている食材を選んでも、そのようなことは起こりうる。けれども、やはりオーガニック製品を選ぶより他はない!また、おいしく食べるにはその季節の野菜や果物を選ぶという考えも持っているそうです。
消費者としてオーガニックや農薬に関することを自身で調べて知識をお持ちだな!というのが話を聞いた印象でした。やはり自分が口にするもの、大切な家族に食べさせるもの、きちんとしたものを選びたいという考えが伝わってきました。