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野菜を食べない子どもを責めないで

多くのお母さんが「うちの子は野菜を食べてくれない」と嘆いているのを耳にします。そして、子どもが野菜を食べてくれないことを分かっているから、子どもが食べられるものだけを繰り返し食卓に並べています。

これは母親ならば、当然の行為です。
やっぱりおなかが空かないか心配ですものね。
食べられるものだけでいいから与えてあげよう!
それが母親の愛情だと思います。

けれども、お子さんが野菜を食べないことを心配しているのですよね?

では、ご家庭の食卓ではどれくらい野菜を並べているでしょうか。

実は思ったほど食べていない!ということが多いような気がします。

私は、海外に住んでいるのでアジア系の食事を作るのは週に1、2回です。
お米は週に1度炊く程度でしょうか。
炭水化物としては、米のほかにパスタか麺類、またはジャガイモやさつまいもを料理します。そしてたっぷりの野菜です。
肉か魚をメインにしますが、主食が野菜ということは少なくありません。

娘はほんとうに食べることに興味のない子でした。
「離乳食を食べない」を千回ほど検索した母親です。

生まれたときの娘の体重は4kgでしたが、赤ちゃんの特徴的なポッコリおなかも2歳半過ぎる頃まで全くありませんでした。食べるより遊びたい!そういう感じです。

3歳になる頃から、私の心配がなくなるほど食べるようになりました。

食卓には色とりどりの野菜を並べるので、娘は野菜をほぼなんでも食べます!ケール、レタス、ブロッコリー、ズッキーニ、きゅうり、いんげん豆、カリフラワー、にんじん、じゃがいも、さつまいも、アボカド、パプリカなど。

野菜が嫌いなお子さんを持つ母親の悩みを聞くので、3歳になったばかりでこれだけ野菜を食べればすごいなと思うようになりました。
しかも、何が何だか分からない調理方法ではなく、野菜は生、グリルまたはゆでたものです。味付けは主に塩とオリーブオイル。

トマトだけ生で食べませんが、トマトソースであれば食べてくれます。

日本に一時帰国する度に思うのが、日本の食卓は野菜もたんぱく質も少ないのかなと思います。ご飯とみそ汁があり、おかず数品だからでしょうか。
きっと、ご家庭により食卓に並ぶ食事はさまざまだと思います。
けれどもぜひ一度、野菜をたくさん食べているかご自身も振り返ってみてください。

きっと、お野菜をたくさん食べる家庭では、お子さんもお野菜が好きになるはずです。食も習慣ですから慣れ親しむことで興味を示し、食べてみたいと思うものです。

ABOUT ME
代表・編集長 鈴木聖佳
約8年間、東京にて化粧品業界商社兼メーカーに勤務、Eコマース、カタログ通信販売のマーケティング&法人営業に従事。2012年にイギリスへ移住。3年弱、ロンドンの金融業界で勤務したのち、フリーランスとして活動を開始する。 オーガニックやナチュラルに特化した日本のオンラインショッピングプラットフォームの営業として、市場調査を行い、展示会に足を運び、約2000以上のブランドにアプローチをする。そして、多くの生産者やメーカーの日本市場への参入を支援する。 昨今は、「一人ひとりの健康のため、次世代に引き継ぐ地球環境のため、ほんとうに良いものを広めたい」という思いのもと、日本の有機農家や自然活動家のPRに携わり、NHK報道番組やその他の専門雑誌、新聞などのメディアで取り上げられるように尽力している。オーガニックプレスでコラムを執筆中。現在、約10年間のロンドンでの生活を経て、シンガポールに在住。 ビオナチュラ&コーの立ち上げストーリ及び実績はこちら
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