毎年恒例のソイルアソシエーション(Soil Association)認証(イギリスで最大のオーガニック認証機関)のオーガニックビューティー&ウェルビーイングマーケットレポートでは、2019年の売り上げ年間成長率が昨年に比べ23%の上昇をしていることが明らかになりました。オーガニックビューティーカテゴリーが2桁の成長を達成したのは9年連続です。
消費者の考え方の変化
「サステナブル」で「エシカル」な製品へと、消費者のマインドセットが積極的にシフトして需要が増えていることが分かりました。ソイルアソシエーションによると、情報に富んだ消費者の新時代は、「サステナブルそしてエシカルな方法で製造されているか」「製品の効果効能」また「環境への配慮などの明確な証拠の提示」をブランドに期待しているそうです。
ロゴなしではダメ
この新しい消費者の需要に応えるため、多くの小売店がオーガニックのビューティープロダクトやウェルビーイングプロダクトの取り扱いを増やそうとしています。しかしながら、実際は多くのプロダクトでそれらの主張がサステナブルでなくマーケティングされているため、消費者は安心を求めて認証マークを得ているプロダクトを探す傾向にあります。
レポートの調査対象となった56%の人々は、買い物をする際に認証ロゴを見ていると答えています。
オーガニック食品やオーガニック飲料と異なり、美容ブランドはオーガニックの認証を受けることが法的に義務付けられていません。どのブランドも、原材料にオーガニック成分を1%でも含んでいれば、「オーガニック」と主張できるのです。しかしながら、冒頭で述べたように消費者も情報や知識を得て、本当の意味でサステナブルなブランドを求め、オーガニック認証済みであることを求めています。
