ヴィーガン

ヴィーガニズムとは?ヴィーガンは何を食べるのか?

かつてはニッチな食生活だと考えられたヴィーガニズムも、今では、主要な食生活になりました。ヴィーガンの食生活をする人の数は過去10年で350%増加したという英国の調査結果があるほどです。

ヴィーガニズムとは、可能な限りあらゆる形態の動物の搾取や虐待を排除したライフスタイルを指します。

一見すると、ヴィーガンの食生活は複雑で制限が多いと感じるかもしれません。
しかし、ヴィーガンの食生活への切り替えを検討をしても、初めのうちは好物の代わりになり得るヴィーガンオプションを探すことに不安を示します。

言葉の定義によると、ヴィーガニズムとは、可能な限りあらゆる形態の動物の搾取・虐待を排除したライフスタイルのことです。

一見すると、ヴィーガンの食生活は複雑で制限が多いと感じるかもしれません。
しかし、ヴィーガンの食生活への切り替えを検討する人の多くも、初めのうちは肉製品を使用した好物の代わりになり得るヴィーガンオプションを探すことに不安を示します。

それでも、ほとんどの人は基本をいくつか身につけると代替食を見つけ、思ったほど苦労することもなくヴィーガンに切り替えています。
今回の記事では、ヴィーガニズムとは何かを概略説明し、ヴィーガンの食生活で取り入れるべき食品・または避けるべき食品についての基本をいくつか共有したいと思います。

ヴィーガニズムとは?

ヴィーガンソサエティーによると、「ヴィーガン」という言葉は1944年、小さなベジタリアンのグループによって創られました。英国のレスターベジタリアン協会から分派をして、ヴィーガンソサエティーを結成しました。

このグループは肉を食べないことに加え、乳製品や卵、その他動物に由来するあらゆる物を消費しないことも決めました。
「ヴィーガン」という言葉は、「ベジタリアン(VEGetariAN)」の初めと終わりの文字の組み合わせとして選ばれました。

ヴィーガンソサエティーの最新の定義によると、ヴィーガニズムとは「可能な限り、食べ物や衣類、その他いかなる用途のためでも、あらゆる形態の動物の搾取・虐待を排除しようと努める哲学およびライフスタイル」のことです。

多くの人は「ヴィーガン」という言葉を、食生活だけを示す言葉として使っています。
しかし、この最新の定義によると、ヴィーガニズムには植物由来の食事を食べること以上の意味合いがあります。

自分をヴィーガンだと考える人は、動物の搾取・虐待を生活のすべての面で排除しようと努めています。身につける洋服や使う化粧品、参加するレジャー活動などがこれに含まれます。

その結果、多くのヴィーガンはウールコートや革張りの家具、羽毛の枕や掛け布団の購入を敬遠します。動物園やサーカス、ふれあい牧場に行く代わりに、動物保護区を訪れることを選びます。

なぜヴィーガンになるのか?

動物製品を避ける選択をした人は、一般的に、次に挙げる理由の1つ以上を目的にしています。

①倫理のため

倫理的なヴィーガンは、すべての生き物には生命と自由に対する権利がある、と強く信じています。
ありとあらゆる動物は人間と同じように、痛みや苦しみから逃れたいという意識のある存在だと捉えているのです。
このような理由から、倫理的なヴィーガンは肉を食べたり毛や皮を着るために動物の命を奪うことに反対しています。

その他のヴィーガンもまた、現代の工業型畜産業の習性のせいで動物が経験するかもしれない精神的・身体的ストレスに異を唱えています。
例えば、典型的に家畜は、小さな囲いや柵のなかで生活し、生まれてから食肉加工されるまでほとんどその場を離れることがありません。それは、虐待と捉えられるほどです。
そして、家畜も含めあらゆる生物の命を奪うことに依存する商品の消費に反対しています。特に、これらは代用できるので、なおさらです。

酪農業では、子牛のと殺や、養鶏業で頻繁に行われる生後1日の雄のひよこの間引きなどが、これに含まれます。
さらに、倫理的なヴィーガンは、動物のミルクや卵、蜂蜜、シルク、ウールは人間が搾取するためのものではないと信じています。搾取される動物に対して、どのような生活条件を与えていようが関係はありません。

だからこそ、倫理的なヴィーガンは、動物のミルクを飲むことや卵を食べること、ウールを着ることに反対し続けます。動物が自由に動けたり放牧飼育されている場合であっても、反対に変わりはありません。

②健康のため

健康上のメリットが期待できるため、ヴィーガンの食生活を選ぶ人もいます。

特に赤身肉が多い食事は、がんや心臓病、2型糖尿病と関連づけられてきました。

これに対して植物由来の食事は、このような病気にかかったり、それらが原因で若くして亡くなるリスクが低いと言われています。

動物製品の摂取を控えて、より多くの植物由来の食品を選べば、消化も改善され、アルツハイマー病になるリスクも低下する可能性があります。

ヴィーガンの食生活は、現代の工業型畜産業で連続的に投与される抗生物質やホルモンに関係する副作用を最小限に抑えるのにも役立つ可能性があります。

最後に、ヴィーガンの食生活は、体重を減らすのに特に効果的だと見られています。
研究の中には、ヴィーガンの食生活と肥満の可能性の低さを関連付けているものもあります。
とは言え、ヴィーガンの食生活で特定の栄養素の摂取が少なくなる可能性があります。だからこそ、プランニングが非常に重要になってきます。

ヴィーガンの食生活では、以下の栄養素が足りなくなる傾向があります。

・ビタミンB12
・ビタミンD
・カルシウム
・亜鉛
・ヨウ素
・セレン

ヴィーガンの食生活を送る人は、食事だけでは十分摂取できない可能性のある栄養素を補うため、サプリメントを時々使用しています。

③環境のため

環境への影響を抑えるため、動物製品を避けることを選ぶ人もいます。
最近のデータによると、畜産業は特に、気候変動を引き起こす温室効果ガス排出量(GHGEs)の大きな要因になっています。

肉食の人がもたらす温室効果ガス排出量は、ヴィーガン食の人より2〜2.5倍多いと考えられています。この数値は、英国で行われたの食事パターンのアンケート結果に基づいています。
牛や羊、ヤギなど反すう動物の肉から得るたんぱく質1g当たりの温室効果ガス排出量が最も多いと言われています。よって、乳製品を減らしたり完全に除外した食事をすると、温室効果ガス排出量も、極めて少なくなります。

ある研究によると、ベジタリアンの食事から発生する温室効果ガス排出量は、カロリー量が同じ肉を含む米国の標準的な食事より33%少ないことが示されました。
ヴィーガンの食事だと環境への影響がさらに小さくなり、カロリー量が同じ肉を含む食事より、発生する温室効果ガス排出量が約53%少なくなります。

現在、世界中で生産されている植物由来たんぱく質の多くは、人間ではなく動物のエサとして使われています。そのため、肉食は植物由来の食品より、たくさんの地球資源が必要になります。

例えば、動物性たんぱく質の食肉を生産するには、同じ量の大豆性たんぱく質を生産するより6〜17倍の土地が必要になります。
また、動物性たんぱく質は、平均で2〜3倍の水を必要とします。これは季節や毎年の降雨量変化などの要素によって変わってきます。

これらすべての要因により「2050年までに食料システムが地球資源を上回る可能性がある」と専門家は警告しています。きっと、ヴィーガンの食生活に切り替えることは、この結論を遅らせる1つの方法になるはずです。

ヴィーガンが避ける食品

ヴィーガンは動物由来の食品すべてを避けます。

それには以下の食品が含まれます。
肉や魚:牛肉、鶏肉、カモ肉、魚、甲殻類など
:すべての卵、ベーカリー製品など卵を含む食品
乳製品:牛乳、チーズ、バター、クリーム、これらを原料にした食品
その他動物由来の食品:蜂蜜、アルブミン、カゼイン、カーマイン、ゼラチン、ペプシン、シェラック、アイジングラス、乳糖など

一般的に、食品ラベルを確認することは、動物由来の原料が含まれているかどうかを見極める最善の方法です。
昨今ではヴィーガン食品の多くにもヴィーガンマークが食品ラベルに付いているので、購入の際に簡単に確認できます。

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